Google 広告 エディタバージョン2.2がリリースされました。
参考:Google Ads Editor version 2.2 - Google 広告エディター ヘルプ
広告管理画面の機能に続々と対応しており、ますます便利になりました。この記事では主要な変更をピックアップして解説していきます。
なお、エディタ画面の名称は、下記の画像を用いて説明します。
目次
広告作成中にアセットライブラリにすばやくアクセス
これまで広告管理画面では、アセットライブラリのフォルダが反映されておらず、画像の設定には手間がかかっていたと思います。
今回のアップデートにより、アセットライブラリ内の画像の活用を強化するためのサポートが追加されています。
また、アセットライブラリに対してエディタ上で次のような操作も可能となっています。
- 画像の追加、削除、名前の変更
- フォルダに画像を割り当てる
- フォルダでフィルタリング、アセット名で検索するなど、アセットライブラリの機能を画像選択に統合
タイプリストの[アカウント単位]内の「画像アセット」からアクセスが可能です。
表示される画像は瀬底によっては広告やアセットなどに関連付けられているものに限られている場合があります。
その際は[広告運用ツール]の「設定」メニューで「画像をすべてダウンロード」にチェックを入れてアカウントをダウンロードしましょう。逆にすべての画像は必要ない場合は、関連付けられているもののみにすることで、ダウンロードの時間を短縮できます。
なお、現時点ではエディタ上でフォルダを作成できないため、あらかじめ広告管理画面のアセットライブラリより設定しておく必要があります。今後に期待したいですね。
より簡単に広告スケジュールの設定が可能に
以前は、広告スケジュールはCSVファイルでインポートするか、あるいは別のキャンペーンやサイトリンクなどのアセットからコピーすることによってのみ変更が可能で、特定の時間帯だけ広告を配信しないなど広告スケジュールの設定に手間取った方も少なくないですよね。
今回エディタでは、キャンペーンや特定の広告アセットの広告スケジュールを視覚的に編集するためのダイアログを提供するようになりました。
タイプリストで「キャンペーン」を選択し、編集パネルから設定ができます。
通知がエディタに組み込まれるように
広告管理画面で確認したほうがいい事項を知らせてくれる通知機能は便利ですよね。
今回、エディタにおいても通知機能が提供され、エディタ上でアカウントを管理するために必要な重要な情報をすばやく取得できるようになりました。
新しい通知ボタンを使用すると、ツールバーから直接ワンクリックで通知にアクセスできます。
最適化されたターゲティングへの対応
先日、類似ユーザーの提供が終了されることが発表され、今後さらに利用頻度が高くなると予想されるのが、「最適化されたターゲティング」です。
これまでの広告グループの「ターゲティング拡張」のスライダーによる設定は「最適化されたターゲティング」の設定に置き換えられました。
チェックボックスで有効または無効にできます。
その他のアップデート
これ以外にも多くのアップデートがありますので紹介していきます。
非同期の変更をアラート
最後の同期以降にアカウントの変更が行われたかどうかを定期的に確認し、必要に応じて同期するように通知してくれます。エディタ上の変更を同期しないままに閉じてしまうリスクを減らせますね。
動画アクションキャンペーンの推奨予算
動画アクションキャンペーンの目標コンバージョン単価に基づいて推奨予算を表示するようになりました。また、現在の予算額が推奨金額を下回っている場合にはアラートで知らせてくれます。
動画キャンペーンのフリークエンシー設定に対応
動画キャンペーンのフリークエンシーキャップのより詳細な設定に対応しました。
より多くの最適化案のサポート
推奨設定を紹介してくれる最適化案も基本的にはすべてがサポートされ、より多くの最適化案をエディタ上でも確認して反映や設定を行えるようになっています。
最適化案についてはこちらもチェックしてみてくださいね。
まとめ
エディタの機能がますます充実して、エディタだけでもできることが大幅に増えましたが、非同期であることや広告管理画面のすべての機能をサポートしている訳ではないことは忘れてはいけません。
エディタでの作業前にかならず同期する、エディタでできることできないことをあらかじめ理解しておくと、よりスムーズに設定や変更を行えるでしょう。