Google 広告エディタ バージョン 2.0がリリース | P-MAXキャンペーンのサポート開始など

Google 広告エディタ バージョン 2.0がリリース | P-MAXキャンペーンのサポート開始など

Googleは、2022年3月にGoogle 広告エディタ (以下、エディタ)のバージョン2.0をリリースしました。

参考:Google 広告エディタ バージョン 2.0

最新バージョンは下記よりダウンロードください。

https://ads.google.com/home/tools/ads-editor/

今回は新たに追加された機能のうち、おもな4つの変更点をご紹介します。

なお、エディタ画面の名称は、下記の画像を用いて説明します。


P-MAX キャンペーンのサポート開始

P-MAXキャンペーンとは、2021年11月にローンチされた広告プロダクトです。煩雑な設定・調整をせずとも、1つのキャンペーンからGoogle 広告上の全ての広告枠に広告を配信することができます。

今回のアップデートでは、「P-MAX キャンペーン」のキャンペーン、アセット グループ、商品グループがエディタに実装されました。

P-MAX キャンペーンはデータパネル上部にある[キャンペーンを追加]から確認・作成ができます。

P-MAX キャンペーンの詳細については、下記をご覧ください。

カスタム操作とカスタム操作トリガー

「カスタム操作」とは、同じ操作を繰り返し簡単に実行できるようエディタ上のアカウントにタスクを保存できる機能です。

処理できるタスクは以下の種類があります。

  • テキストを置換
  • テキストを追加
  • 大文字小文字を変更
  • 単価を変更
  • URLを変更
  • フラグの変更
  • ステータスの変更
  • ラベルを変更

例として、定期的に「テスト」を含むキーワードの入札単価を1ページ目まで引き上げるタスクの設定を行います。

以下の手順で利用できます。

①タイプリストの「アカウント単位」から[カスタム操作]を選択

②[+カスタム操作を追加]をクリック

③カスタム操作の名前やフィルタを設定(今回は「テスト」を含むキーワードを対象とします)

④実行したいアクション内容の設定に進む

アクション内容の設定では、実際に保存したいタスクの内容を設定します。今回は「テスト」を含むキーワードの入札単価を推定入札単価(1ページ目)まで引き上げたいので、下記の項目を記入していきます。

項目名 定義
処理 テキスト・URL変更など行いたい処理の内容
操作の実行 キャンペーン・広告グループなど、処理を実行する対象
フィールド 処理をする上で調整したい内容

今回はキーワードの上限クリック単価を調整していきたいので、下記を選択します。

  • 処理:単価を変更
  • 操作の実行:キーワード
  • フィールド:上限クリック単価

最後に「入札単価を推定入札単価(1ページ目)まで引き上げる」を選択します。

なお、入札するクリック単価が高くなりすぎないようにする場合は「上限クリック単価を次の額より高く設定しない」の欄にチェックを入れ、希望する金額を入力しましょう。

⑤設定内容が入力できたらOKをクリックして、アクションの設定は完了です。

⑥設定した内容に問題がなければ、最後に[実行]を選択してカスタム操作を実行し、設定完了です。

そして、今回は合わせて「カスタム操作トリガー」も実装されました。

カスタム操作トリガーを使うと、特定のエラーやカスタムルール違反などが検出された場合に、前述したカスタム操作を自動的に実行できます。

カスタム操作と同じく、カスタム操作トリガーもタイプリストの「アカウント単位」から選択可能です。

コンバージョン目標がサポート

コンバージョン目標とは、アカウント・キャンペーン単位でビジネスの目標達成に向けてコンバージョンの管理を簡略化する機能です。2021年11月のリリース以降、Google 広告の管理画面で新しいキャンペーンを作成する際に目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

コンバージョン目標を使用すると、キャンペーンもしくはアカウントで達成しようとしている目標に基づいて入札単価の最適化が決定されます。

参考:コンバージョン目標について – Google 広告 ヘルプ

今回のアップデートでは、エディタ上でコンバージョン目標に関する下記の操作を実施できます。

  1. アカウント単位で利用可能な標準の目標リストを表示
  2. 各目標をアカウント目標として選択

コンバージョン目標はタイプリストの「アカウント単位」の「共有ライブラリ」より選択可能です。

新たに4種類の最適化案がサポート

最適化案とは、キャンペーンの改善をサポートするために広告管理画面上に表示される提案機能です。今回は新たに4つの最適化案タイプがエディタに追加されました。

  • コンバージョン トラッキングの問題を修正
  • アクティビティのないコンバージョン アクションを修正
  • コンバージョン率が低下したコンバージョン アクションを修正
  • レスポンシブ ディスプレイ広告を改善

「最適化案」はエディタ左下のタイプリストから確認できます。

まとめ

その他、バージョン 2.0では下記のアップデートも実装されています。

  • [新規ユーザーへのご案内]などチュートリアルの追加
  • [動画 – コンバージョンの促進] キャンペーンの検証要件の引き上げ
  • 項目リスト: アルファベット順かエンティティ数の順で並べ替え可能に
  • レスポンシブ動画広告の [Path 1](パス 1)項目と [Path 2](パス 2)項目
  • 概要カードの追加
  • アセットレポートの実装
  • 画像ライブラリの追加
  • 共有オーディエンスのサポート
  • 「広告の候補を追加」最適化案はサポートが終了

参考:Google 広告エディタ バージョン 2.0

今回はバージョン1.9をスキップした上でのバージョン2.0のリリースとなりました。抜本的な機能変更はありませんでしたが、P-MAXキャンペーンやコンバージョン目標のサポート開始など、より管理画面上の機能に近いアップデートが実装される形となりました。

日々の運用管理を効率化してくれるGoogle 広告 エディタ。それぞれ小さなアップデートの積み重ねではありますが、日々の運用や入稿の補助に向けて自分なりの使い方を見つけていきたいですね。

この記事のURLをコピーする
Ray Nishijima

Ray Nishijima

アナグラム株式会社 クルー。専門代理店のクリエイティブディレクター、オリンピック放送機構のオペレーション管理、フリーのライターなどさまざまな経験を重ねる中でマーケティングに強い興味を抱き始める。中でも運用型広告の知見の豊富さと、倫理と論理を大切にするカルチャーに惹かれて2020年8月よりアナグラムに参画。最近はジャズバイオリンとサウナが趣味。

最近書いた記事