Googleは、2021年4月にGoogle 広告エディタ (以下、エディタ)のバージョン1.6をリリースしました。
今回は新たに追加されたもののうち、おもな機能を6つご紹介します。
エディタの画面の名称は、下記の画像を用いて説明いたします。
目次
画像ファイルのドラッグ&ドロップが可能に
エディタ右下の編集パネルで、画像ファイルがドラッグ&ドロップで設定可能になりました。また画像ファイルは複数枚選択することもできます。今までは画像ファイルを保存したあとに追加する作業が必要でしたが、ドラッグ&ドロップによって直感的に設定できそうですね。
投稿前に同期を促す
エディタに最新情報が一定期間反映されていない場合、「最新の変更を取得」の表示が黄色くなるとともに、アイコンで更新を促す表示がされるようになりました。
例えば、リマインダーの期間を「1日」で設定している場合、エディタ上に反映されているデータについて下記のように区別ができます
- 黄色の場合 :最後に「最新の変更を取得」してから24時間以上経過している
- 色なしの場合:最後に「最新の変更を取得」してから24時間未満
このようにひと目で区別できるようになりました。
最新の情報をエディタに反映する手順、同期リマインダーの期間を決定する手順は下記のとおりです。
最新の情報をエディタに反映する手順
①最新の変更を取得
②詳細データ
③いずれかを選択しOK
同期リマインダーの期間を決定する手順
①最新の変更を取得>同期リマインダーを変更
②ダウンロードと表示言語の設定
③「同期が失われると通知するリマインダーを有効にする」チェックボックスにチェックを入れて期間を指定
目標コンバージョン単価と目標広告費用対効果の警告メッセージ
目標コンバージョン単価・目標広告費用効果を適用しているキャンペーン・広告グループにおいて、下記の条件にあてはまる場合はデータパネル下に警告がでるようになりました。
目標コンバージョン単価
- 前の値の 10 倍以上
目標広告費用対効果
- 入札単価: 5% 未満
- 入札単価: 前の値の 0.5 倍以下
- 入札単価: 前の値の 2 倍以上
レスポンシブ動画広告
エディタでレスポンシブ動画広告(動画アクション広告)が入稿できるようになりました。
タイプリストから広告>レスポンシブ動画広告を選択することで確認・作成ができます。
新たに8つの最適化案タイプをサポート
キャンペーンの改善をサポートするために広告管理画面上にGoogleから提示されるのが「最適化案」です。タイプリストに8つの最適化案タイプが追加されました。
- サイトリンクを追加する(アカウント単位およびキャンペーン単位)
- 広告費用対効果の目標値を調整する
- [共有] 予算を調整する
- 価格表示オプションを追加する
- 拡張クリック単価を使って、広告費用対効果を改善する
- サイトリンクに説明文を追加する
- 構造化スニペットを追加する(アカウント単位およびキャンペーン単位)
- コールアウトを追加する(アカウント単位およびキャンペーン単位)
「最適化案」はエディタ左下のタイプリストから確認可能です。
まとめ
他にも、バージョン1.6では下記のアップデートも実装されています。
- 動的アップロード広告
- 複数の変更用の画像選択ツール
- 動画ラインナップ
- 動画キャンペーン向けの「混合(ユニークリーチ)」広告グループ
- 絞り込み部分一致キーワードの警告・フレーズ一致への切り替え機能(現在は一部の言語のみ、日本語版でも反映予定)
今回のアップデートでは、同期リマインダーの機能追加や、入札単価の変動が大きい場合警告メッセージを表示してくれるなど、エディタに慣れていないとミスしがちな操作を防止できる機能が増えていると感じました。
これらの機能を入稿の補助として活用できると良いですね。