Googleアドワーズの電話専用広告に3つの広告表示オプションが設定可能になったことが2017年9月22日に発表されました。
参考:Inside AdWords: Supercharge your call-only ads with ad extensions
設定可能になった広告表示オプション
引用元:Inside AdWords: Supercharge your call-only ads with ad extensions
設定可能となった広告表示オプションは以下の3つです。
1. 住所表示オプション
2. コールアウト表示オプション
3. 構造化スニペット
いずれも検索ユーザーに、商品やサービスなど広告主のビジネスに関する情報量を増やすことができ、電話番号をタップしてもらいやすくなるでしょう。Googleによると、初期のテストでは広告表示オプションを追加したことで、広告のクリック率は平均10%の向上がみられたとのことです。
なお、広告の掲載順位を左右する広告ランクの算出には、広告表示オプションも考慮されるため、設定可能な広告表示オプションは、可能な限り対応しておくのがおすすめです。
参考:元Google社員が語る、AdWordsの品質スコアで知っておきたいこと
ビジネスにおける電話の価値の再確認を
電話による問い合わせは広告経由であれば広告費はもちろんのこと、電話対応する「人(オペレーターなど)」の負担も発生するため、出来れば質の良い、申込や購入などビジネスの最終的な目標に繋がりやすい問合せを増やしたいものです。ユーザーからみても、十分な情報を探すためにわざわざ検索し直してウェブサイトを閲覧したり、いざ電話してみたら求めていた商材・サービスと全然違ったら、問い合わせた時間も無駄になってしまうので、お互いにメリットはありませんよね。
広告で接したユーザーが実店舗へ来店したか(来店コンバージョン)を計測する仕組みが整い、これまで以上に電話のビジネスにおける重要性も増しています。
参考:Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)でも来店コンバージョンの計測が可能に
69%の人がモバイルでの検索時に、検索結果画面から直接電話できたりオンラインで問い合わせできることを期待しているというデータもGoogle社からでています。
参考:マイクロモーメント Step3 効果を測定する〜モバイル施策の価値を統合的に把握し、最適化しよう〜 - Think with Google 日本
電話専用広告や電話番号表示オプションなど、電話に関わる施策を実施していない場合でも、広告主のビジネスにとって、電話が重要な位置づけになっていないか、この機会に確認してみることをおすすめします。
その他、店舗型ビジネスで活用できるリスティング広告の機能については以下の記事も参照してみてください。