2016年6月にローンチしたGoogle アドワーズのモバイル端末専用の価格表示オプションですが、デスクトップ版のテストが実施されている模様です。
参考リンク:AdWords Price Extensions spotted on desktop
日本でもデスクトップ向け表示のテストが確認できておりますが、ブラウザ単位でテストを行っているようで、複数のブラウザをで確認をしようとすると一方のブラウザでは表示が確認できるけれども、同時に利用している別のブラウザでは表示が確認できなかったといった状況となっています。
価格表示オプションとは?
Google アドワーズの検索連動型広告で使う広告表示オプションのひとつで、テキスト広告に下のような価格のメニューを表示することができます。
Google アドワーズのヘルプにもあるように、ユーザーは関心のあるメニューからサイト内の該当するアイテムページまで直接たどり着くことができるため、コンバージョンまでの経路を短縮することができます。
また、広告表示オプションの中でも活用頻度の高いコールアウトオプションや構造化スニペットオプションと比べ広告の占有面積が増えることで目立ち度が高く、クリック率の向上が見込まれるためぜひ活用したいオプションでもあります。
※2016年11月に利用できる言語と通貨が大幅に増え、日本円も晴れて対応しました!
参考リンク:価格表示オプションについて– AdWords ヘルプ
価格表示オプションの設定方法
① [広告表示オプション] タブをクリック
② [表示:] メニューをクリックして、[価格表示オプション] を選択
③ 追加するアカウント、キャンペーンまたは広告グループを選択し、[+ 新しい価格表示オプション] をクリック
④言語、通貨、価格修飾子を指定
・言語(日本語の場合は『Japanese』)
・通貨(日本円の場合は『JPY』)
・価格修飾子(なし、最低、最高から適した修飾子を選択します)
⑤該当するタイプを以下から指定
- ブランド
- イベント
- 場所
- 地区
- 商品のカテゴリ
- 商品のバリエーション
- サービス
- サービスのカテゴリ
- サービスのグレード
⑥ヘッダー、広告文、価格、ユニット、最終ページURL(モバイルの最終ページURL)を指定
ヘッダーは価格の上部、広告文は価格の下部に表示され、それぞれ半角25文字(全角12文字)まで表示ができます。
参考リンク:価格表示オプションの設定方法– AdWords ヘルプ
モバイル端末版との違いは?
フォーマットが異なる
- モバイル版:カルーセル式のカード型フォーマット
- デスクトップ版:通常のカード型フォーマット
モバイル端末専用ならではの特徴として挙げられたのは、価格メニューがカルーセル式のカード型フォーマットということでした。
カードは3~8種類作成することが可能ですが、配信には最低3種類のカードが必要となります。はじめに表示できるカードは3種類で、それ以上のカードはユーザーが画面を横にスワイプさせることで表示されるようになっています。
現時点では確認できないため仮説にすぎないですが、デスクトップでは4種類以上のカードが設定された場合、3枚のカードに絞られるか、モバイルと同様なカルーセル表示となる可能性がありそうです。
モバイルサイトとURLが異なる場合はURL入力欄が異なる
- モバイルサイト :「モバイルの最終ページ URL 」
- デスクトップサイト :「最終ページURL 」
URLが異ならないケース(レスポンシブ対応・リダイレクト対応)は、「最終ページURL 」のみ入力することで問題ありません。
最後に
モバイルファーストとして導入された価格表示オプションですが、デスクトップにも対応することで、広告主はユーザーに対してより多くの商品や価格情報を発信できるようになります。現時点ではテストのようですが、すべてのアカウントで実装されるようになるとよいですね。