Googleは、2017年11月21日(日本時間2017年11月22日)にAdWords Editorのバージョンを12.2 にアップデートしたことを発表しました。
参考:Version 12.2 of AdWords Editor is here, just in time for the holidays.
今回のアップデートでは、リニューアル版で提供されている各種機能を含め多数機能の設定がAdWords Editorから可能となりました。主なものは以下の通りです。
- Gmail アセットベース広告
- プロモーション表示オプション
- オーディエンスターゲティングに「ライフイベント」が追加
- 動画キャンペーンの合計予算
- 広告グループ単位の広告ローテーション
Gmail アセットベース広告
先日、個別の記事でご紹介した、リニューアル版の管理画面でのみ作成可能な新しいGmail広告キャンペーンのアセットベースの広告フォーマットが、AdWords Editorで作成可能となりました。
参考:Google アドワーズ、Gmail広告の仕様から設定方法、活用方法までのスベテ
プロモーション表示オプション
こちらも10月の末にご紹介していますが、セールやイベント時のプロモーション内容を検索広告のテキスト本文の下に表示させる機能である、プロモーション表示オプションを、AdWords Editorから作成可能になりました。
クリスマスや年末、新年などこれから立て続けにある各種イベントにとても役立つ機能です。
参考:Google アドワーズ、プロモーション表示オプションが日本語に対応
オーディエンスターゲティングに「ライフイベント」が追加
Gmailキャンペーンと動画キャンペーン向けに、大学卒、引越し、結婚といったライフイベントに関するターゲティングが追加されています。また、リリース等に記載はありませんが、「消費者行動に基づくアフィニティカテゴリ」もAdWords Editor経由で設定可能となってます。
参考:Google アドワーズ、Gmail広告の仕様から設定方法、活用方法までのスベテ
「ライフイベント」参照
動画キャンペーンの合計予算
動画キャンペーンで「キャンペーン合計」の予算タイプを選択できるようになりました。キャンペーン合計を選択した場合、終了日の設定が必須となります。また、キャンペーン予算を超える視聴やインプレッションがあっても設定金額以上の請求がされることはありません。尚、キャンペーンを作成した後に予算タイプを変更することはできないため、ご注意下さい。(予算、終了日は変更が可能です。)
参考TrueView 動画キャンペーンを作成、編集する - AdWords Editor ヘルプ
広告グループ単位の広告ローテーション
8月末に広告のローテーション設定のシンプル化とあわせて発表された広告グループ単位での広告のローテーション設定が、AdWords Editor上で設定可能になりました。
参考:Google アドワーズの広告のローテーション設定がよりシンプルに
その他のアップデート内容については以下より。
参考:バージョン 12.2 - AdWords Editor ヘルプ
まとめ
AdWordsリニューアル版は、旧管理画面で利用できていた機能の一部でもまだ利用ができないものもいくつかあり、必要に応じて旧管理画面に切り替えての操作も必要となります。ただ、逆にAdWordsリニューアル版でしか利用できない機能も増えてきており、AdWords Editorも着実にそれらの機能に対応しています。
参考:AdWords リニューアル版について - AdWords ヘルプ
「リニューアル版でまだ利用できない機能」「限定公開の機能」参照
※一覧と実際では必ずしも状況は一致していません。
日々スピード感をもって実務をこなす運用型広告の運用者なら尚更のこと、慣れ親しんだ管理画面から離れるのは億劫になりがちですが、いざ完全に管理画面が切り替わったら慣れずに対応スピードがガタ落ち、とならないためにも今のうちからリニューアル版の管理画面を少しずつでも使ってみることをオススメします。今回ご紹介した限定公開を設定してみることから始めて見るのも良さそうですね。